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大問1はリスニング問題です。
指示されることでもありますが、リスニング問題は先に問題をしっかり読んでおきましょう。
それだけで解答が推測できてしまうこともあります。
テスト1
対話の後に問いが続く問題です。
文法的には普通の問題ばかりです。
何について聞いているのかは解答の選択肢を見れば想像できますので、
対話文中の名詞に注意して聞きましょう。
例えば①は
A:この近くに花屋さんある?
B:駅の近くにあるよ。案内するね。
問:この二人は今からどこに行きますか?
よって解答は『花屋』となります。
①there is構文、未来形、場所の聞き取り
②SVC、SVO、話題の聞き取り
③比較・最上級の聞き取り
④買い物品目の聞き取り
テスト2
A⇒B⇒Aと会話をした後に続く対話文を答える問題です。
2回目のAが疑問文で終わるとは限りませんので注意して聞いておきましょう。
①天気の話から午後の予定を推測する問題
②部活選びの問題。現在完了を理解しているかが問われます。
③明日の予定の問題。『明日』と『予定』に注意して選びましょう。
④夕食についての問題です。選択肢に『何もいらない』とありますが、
会話文中に『それはいいね!』とありますので、選んではいけません。
テスト3
留守電のメッセージを聞いて内容をメモにまとめる問題です。
特に先に問題をしっかり読んでおきましょう。
AはDavid’sと助動詞canの間ですので、名詞が入ると想像できます。
デビッドの( )に入る名詞なので、兄弟両親友人ぐらいしかなさそうなものです。
Bはmorningの前ですので、いつの朝なのかを考えながら聞くとよいです。
Cはhave toの後ですから、動詞の原形が入ると考えましょう。
Dは明らかに電話番号です。数字をしっかり聞くだけでいいですね。
数字の聞き取りはよく出題されますので慣れておきましょう。
大問2は対話文です。対話文においては登場人物の人数・立場を理解した上で読んでいきましょう。
この問題では2人、日本の家庭にホームステイしている女の子とその滞在先の母親の会話です。
①適文補充問題です。前後の文章をよく読めば正解できるようになっています。
A:みそ汁を褒められた母親のセリフです。
B:他にも大豆でできたものがあるのよ。に続く疑問文(質問)です。
母親の質問に答える女の子の第一声が疑問文であることに注目しましょう。
D:女の子の疑問文です。母親が『大豆』と答えていることに注目しましょう。
②代名詞の問題です。国語でもよくある『あれ』『それ』の内容を問う問題です。
このthatより前の文を読んで考えましょう。
それは知らなかった!と驚いていることに注目しましょう。
日本人なら知っていても外国人は知らなくて驚く内容だと考えても正解できます。
③母親の疑問文です。この質問に対して女の子はBecause~と答えています。
このことからWhy~?と理由を聞く疑問文だと分かります。
またその前の女の子の『大豆はすごい豆!』に対する返答でもあります。
適語補充、適文補充どちらにしましても、前後の文章をよく読むと正解率が格段に上がります。
1つ2つ知らない単語があっても文脈で判断、または想像して解いていきましょう。
大問3は表とグラフを交えた対話文です。
登場人物は2人、日本人のかよと留学生のビルです。
対話文の1行目にtableという単語が出てきます。
これは机ではなく表ですが、分からなくても気にしてはいけません。
そもそも1~2行目は最後に2011とあることから、左上の表のことだろうと判断できます。
①最上級の並べ替え問題です。この場合theの後には必ず最上級の単語が来ますので、文法通り並べましょう。
アメリカは日本人生徒にとって最も人気の留学先のようです。
②適語補充選択問題です。対話文と表とよく読んで答えましょう。
B:アメリカの次に人気の国は?に対する答えです。
表から中国だと分かります。また約18000という数字もありますので、明らかに中国となります。
C:関係代名詞を使った文章ですが、そこに気を取られてはいけません。次の文章に296という数字が出てきています。
しかも△と296がセットになっているようです。これも表からオーストラリアだと分かります。
しっかり正しく訳してから問題に取り掛かるのもいいですが、このようにキーワードに注目して解きますと時間の節約に有効です。
③適語補充問題です。前後と表をよく読んで答えましょう。
(D)years laterとありますので、数字が入ることに気付きましょう。
つまりD年後です。(問題に数字と書いてありますので言うまでもありませんが。)
後は右の表とキーワードから82945は2004年、57501は2011年だと分かります。
ここでうっかり7年後と答えないよう注意しましょう。問題は英語で答えよです。
④適文補充問題です。
ビルの質問に対し、かよはアメリカかオーストラリアがいい。
と答えていますので場所を聞く疑問文を作れば正解となります。
適語・適文補充問題の場合、全文を読まなくても正解できる場合が多々あります。
先に問題を読み、そこに該当する本文を読むといいです。
そうしますと関係のない文章に惑わされずに正解にたどり着けるでしょう。
大問4は長文問題です。
普段の長文学習は全文を書いたり、全文を訳したりと地道な学習をした方が近道です。
難関高校の場合は、日本語を読むのと同じスピードで訳せるようになっておくことが必要だったりします。
そのために必要な学習はやはり中学3年分の全文法です。
いくら小技・裏技を駆使したとしてもやはり重要なのは実力です。
①適文補充選択問題です。
『彼女はやることがたくさんある。』これが入る場所を選ぶわけですから、その前に彼女が誰か分かる文があるはずです。
アならthey、イならtwo girlsとなります。どちらも正しくありませんので、ウかエに注目して考えましょう。
実際に入れてみて文章がつながるか確かれば簡単に分かります。
②適文補充選択問題です。
そもそも誰の話なのかを掴みましょう。それはさゆりを嬉しくした⇒彼女は思った⇒私は~。
さゆりの話だと分かります。さゆりがどんな時に幸せを感じるかを選べばよいのですが、これは本文をしっかり読んで探しましょう。
③本文の内容理解確認問題です。
疑問文が何を聞いているのかを意識しておきましょう。how:方法、what:何、why:理由
またこのような問題の場合、正解を選ぶことも大事ですが、明らかに本文に書いてないこと、間違っていることを消しておくのも重要です。
a:お互いを理解した方法を聞いています。
本文を4行目まで読むと選択肢2と4が間違っていることが分かります。
b:エミリーが何をしたか聞いています。
選択肢4にstuffed bearとありますが、ひっかかってはいけません。
ここには『クマのぬいぐるみを彼女の母親にあげた』と書いてあります。
文章をしっかりと読んでひっかからないよう注意しましょう。
c:なぜ?に対する理由を聞いています。
問題文に“I can’t answer your question”とありますので、本文からも同じ文章を探しましょう。
すると次に“You must find the answer.”と書いてあります。
④内容要約問題です。内容を理解することも大事ですが、入る単語の品詞が何かを先に判断しておくことも重要です。
1:have passedの後ですから現在完了の文だと分かります。
2:myの後なのでほぼ名詞だと考えましょう。
3:前の文に英語が上手でないと書いてあり、Soから始まっていますので、だから誰がvery hardに何をするのか答えましょう。
長文問題を苦手とする人は多く、見るだけで嫌になる人もいるでしょう。
そんな人は選択問題だけでも答えておきましょう。
間違えるのはまだいいとしましても、空欄で終えてはいけません。
大問5は要約問題です。正確には要約されたメモを元に会話文を完成させる問題です。
①明日の二時間目に~がある。つまり教科の名前を書けば正解です。国語か数学かどちらなのでしょうか。
②午後から暑くなるようです。飲み物持参とも書いてあります。
つい日本語の感覚で飲み物をdrinkと書いてしまいがちですが、3語以上で書かなければならないためdrinkだけでは不正解です。
不定詞を使い『何か飲む物』と考えましょう。
③どこに何をしに行くのか考えましょう。もちろん明日の予定ですから未来形、それもbe going toを使う必要があることに気付きましょう。