2014年度までは大問で10題が出題されていましたが、2015年度からは9題になりました。
大問1が計算問題、大問2が基本問題集合、それ以降は、資料の整理、相似、確率、三角形と四角形、三平方の定理、
2乗に比例する関数、比例と反比例、連立方程式の文章題、平面図形分野の問題が出題されました。
出題内容は例年とあまり変化はありません。
出題分野に大きな偏りはなく、全範囲からバランスよく出題されています。
出題内容は基本問題が中心ですが、大問数が9~10題と多いので、
時間配分に気をつけて問題に取り組む必要があります。
特徴的な出題としては、設定がやや複雑な長い文章題が2~3題あることです。
問題文が長いので条件や題意を手際よく整理する必要があります。
また、証明など記述を要求する問題や作図に関する問題といった、
解答作成能力が問われる問題が出題されています。
各分野の計算のルールや図形の基本性質は教科書に戻ってしっかりと確認しておくことが必要です。
数と式分野からは計算問題だけでなく、方程式の文章題、文字式と数の性質などが出題されています。
長文になっていることもありますが、時間をかけすぎず素早く情報を整理しましょう。
関数分野からは、2乗に比例する関数のグラフの問題や、
座標平面上の図形の面積に関する問題などの平面図形との融合問題が出題されています。
問題でのグラフの傾きや交点などが、何を意味しているかを読み取ることが大切になります。
平面図形からは、証明問題がよく出題されますので、三角形の合同条件、相似条件を正しく覚え、
証明のしかたを練習しておくとよいでしょう。
また、そのあとに線分の長さや面積を求めるやや難問が出題されています。
証明した合同な図形や相似な図形の性質、三平方の定理や相似比・面積比などを
利用することが多いので、定理や公式を使いこなせるようにしっかり練習しておきましょう。