例年リスニング、会話文2~3題、長文総合問題の大問5問で構成されています。
小問数は例年30数問程度あります。
全体として問題量がやや多めとなっているので、ある程度のスピードは必要です。
ほとんどが記号を選ぶ問題ですが、3問のうち1問は放送を聞いて空所に英語を書き入れる記述式です。
読解問題では、会話文・長文ともに、内容を日本語で記述させる問題や、本文中の空所に適当な語句を補充する問題が必ず出ています。
長文総合や会話文問題は、選択問題、適語補充、並べ替え問題、英作文など文法の知識が求められる問題が多いです。
図表の読み取りを含んだ問題がここ数年続けて出されています。
たとえば16年度は、健康的な生活習慣についての保健だよりを見ながらの会話で、
設問は英文の内容が把握できているかどうかを問われるものが中心ですが、文法力を試される並べ換え英作文も毎年出題されています。
リスニングは、毎年同じ形式のものが出題されていますから、必ず過去問で練習しておきましょう。
対話を聞いてその問いの答えを選ぶもの、
同様に対話を聞いてその続きを選ぶもの、
長文を聞いて内容をまとめる問題、といったような3問が出題されます。
英文を聞きながら情報を頭のなかで整理したり、メモを取りまとめたりと総合力が必要です。
会話文の割合が大きいので、短時間で会話の流れをつかむ必要があります。
文そのものはそれほど難しくはないので、会話文を題材にした問題を数多くこなし、教科書や問題集に登場した会話独特の表現を身につけておくのが近道です。
長文読解では、本文の内容を日本語で説明する問題が毎年出題されていますから、英文の内容を日本語でまとめる練習をしておくと安心です。
要約文の空所補充問題は本文の大意をつかむヒントにもなります。
長文全体の流れを理解するとともに、会話中に適当な文を選ぶ問題にも慣れておきましょう。
英作文に関しては、初歩的なミスをしないよう文法に注意しながら、文脈に合った英文を作ることが大切です。
基本的な文法、単語・熟語、重要構文などを整理して、確実に使いこなせるようにしておきましょう。