多くの中学3年生が理科で最初に戸惑うのがイオン式です。
水素は
H2なのにイオンになると
H+になり、マグネシウムは
Mgなのにイオンになると
Mg2になってしまうのか・・・。
本来ならば、なぜそうなるのかを追求し本当の意味で理解するべきところですが、イオンの闇はあまりにも深く・・・、中3生が理解するにはあまりにも難解なのです。
そこで、そんなややこしいことは忘れて【+】がつくのか【2+】がつくのかだけをさくっと覚えてしまおうというのが今回のテーマです。
【+】がつくイオンのことを1価の陽イオンと言います。
これらのイオンの覚え方は
『Hな銀、借り1』(えっちなぎん、かりいち)
H、Na、Ag、K(水素、ナトリウム、銀、カリウム)
最後についている1は1価のことです。
【2+】がつくイオンのことを2価の陽イオンと言います。
『マジカルバリ鉄道で会えん2』(まじかるばりてつどうであえんに)
Mg、Ca、Ba、Fe、Cu、Zn(マグネシウム、カルシウム、バリウム、鉄、銅、亜鉛)
最後についている2は2価のことです。
Hな銀ってどんな銀なのか・・・、そしてマジカルバリ鉄道・・・、世界のどこかにこんな鉄道がありそうな気もします。
このように陽イオンだけでもゴロでまるっと覚えてしまうとかなり楽になります。
カリウムとカルシウムを混同しないよう注意は必要ですが。
この他に3価の陽イオンや陰イオンなどありますが、中学では数が少ないためそのまま覚えてしまいましょう!