■傾向
例年、リスニング・読解・会話文・長文総合・英作文の大問5問で構成されています。
小問数は26問程度で多くはありませんが、記述問題が多いです。
リスニングの配点が占める割合が一番高く、対策が必要です。
リスニングは絵や表を見て質問に答える問題、質問に対する答えを選択する問題が出題されます。
また、英文の質問に対する記述問題が特徴的です。
リスニング問題の一部に、英作文の問題もあります。
ここ数年は5~7語の完文記述形式なので、質問を聞き取りその解答を書けるように練習しておきましょう。
短い対話の空欄補充問題が毎年出題されています。
会話の流れを把握するとともに、様々な問答・応答パターンに慣れておきましょう。
長文問題は、2題のうち1題は会話文であることが多いです。
内容把握はもちろんですが並べ替え問題など文法知識で解けるものも多いです。
そのため文法や連語の復習もしっかりやっておきましょう。
一方で、内容を把握しているかが問われますので、長文読解の総合力をつけておきましょう。
内容についての質問の答えを日本語で書かせる問題も必ず出ています。
読み取る力、まとめる力が重要になってきます。
■対策
リスニングについては、リスニングCD等を活用して、英語の音に徐々に慣れながら、
最終的に長めの英文を聞き取れるよう、練習を積んでいきましょう。
表やグラフを読み取る力も必要になりますので、慣れておきましょう。
問題によってがあらかじめ質問文が提示されていますので、そのポイントに沿って英文を聞く練習をするとよいでしょう。
2016年度から加わったリスニング大問4については、「何について答えるのか」を集中して聞き取りましょう。
長文読解では、内容を日本語で記述させる問題が出題されるので、
自分の考えを日本語で正確に表現したり、長文を要約したりする練習を積んでおきましょう。
文法知識のみを問うような問題はあまりありませんが、すべての問題の基礎になりますので、
基本的な文法知識をしっかり定着させておくことが必要です。
英作文では、30語以上の英語で、身近なテーマについてまとまりのある文章が書けるように、
実際に具体的なテーマで英文を書いてみることが大切です。
設問に合わせて、適切な方式で英文構成を考えることも大事です。
2015年度からは対話文読解の中でも質問に対して自身について答える英作文(5語以上)が出題されています。
英作文について共通して言えますが、難しい表現を使うことよりミスのない英文にするように心がけましょう。
また英文を書いたらそれで終わりにせずに、書いた英文を先生にチェックしてもらうとより力がつきます。